ユーリ・テミルカーノフ指揮/サンクトペテルブルク・フィル

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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータから サラバンド (アンコール)
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 op.36
エルガー:愛の挨拶 (アンコール)
チャイコフスキー:『くるみ割り人形』からトレパック (アンコール)

庄司紗矢香(Vn)
サントリーホール

かつて、レニングラード・フィルとして長年ムラヴィンスキーに鍛えられたオケは、現在サンクトペテルブルク・フィルと名前を変えて活動している。
遠い記憶が間違っていなければ、レニングラード・フィルの時代に来日公演を聴いているかもしれない。
そのときの曲目は、リムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」だったと思う。

今回のお目当ては、もちろん庄司紗矢香によるヴァイオリン協奏曲。
でも、正直な感想、すこしがっかりした。
オケのアンサンブルが揃っておらず汚く、独奏の足を引っ張っていた印象。
特にホルン。なんか変。
庄司紗矢香のヴァイオリンは、期待に応えた熱演だったと思うが、それ以上のものを求めていたのが正直な気持ち。
もちろん音圧ゆたかなその音色は、すばらしいものがある。
ただ、1月にはリサイタルがあるので、そちらでもう一度確かめてみたいと思う。

ちなみに、コンサートには皇后陛下が聴きにこられていた。
コンチェルトのみ聴いて退席。
正直、交響曲4番まで聴いていった方が良かったと思う。

後半の交響曲4番は見違えた演奏になった。
アンサンブルもきれいに揃っていた印象。
弾き慣れているんだろうなと想像。
ロシアのオケでチャイコの演目だもんな。

オケ全体がものすごい音量で鳴っていて、2階席でちょうど良いくらい。
1階席はうるさくなかったかしら。
金管の強奏ぶりは、ちょっとシカゴ響を連想させた。
前半とは見違えるようにホルンが活躍。
国内オケで、この圧倒的な音量は期待できないだろう。
2楽章では、木管楽器群がいい音色を聴かせてくれていたし、3楽章では対抗配置がピチカートの演奏効果を高めていたと思う。

4番はチャイコの交響曲では一番好きな曲で、最も聞き込んでいるもの。
聴き応えのある演奏だった。

アンコールのトレパックもよかった。
拍手が鳴りやまない中、すっと指揮台に上がったかと思うと、そのまま演奏を始める軽快さ、テミルカーノフさんはとても70歳には見えません。

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このページは、shogoisが2008年11月 5日 00:40に書いたブログ記事です。

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