指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ピアノ:アンドレ・ワッツ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ブルックナー:交響曲第9番
池袋は久しぶり。
芸劇は、なぜか余り評判が良くないけど、なぜなんだろう。
アクセスというか、あのエスカレーターはないだろうとは思うけど(災害が起きたら生き延びられない)、ホールの音響とかが特に悪いとは思えない(オーチャードホールとかNHKホールとか、ひどいところはたくさんある)。
今回の座席は3階だったにも関わらず、ちょうど真ん中にあたる位置だったこともあり、バランスの良い音を聴くことができたと思う。
ミスターSことスクロヴェチェフスキと読売日響の組み合わせを聴くのは、昨年4月のブルックナー交響曲5番以来。
そのときも触れているが、来月には86歳になる指揮のスクロヴァチェフスキは、全く年齢を感じさせないしっかりとした指揮ぶりで本当にすばらしい。
オーケストラもその指揮に応えるかのような、すばらしい演奏だったと思う。
読売日響は、ほんとうに上手いオーケストラだと思った。
ピアノ協奏曲は、この連休にCDで一度予習をしただけなので、正直面白さはよくわからなかった。
ベートーヴェンは天才だな、と。当たり前の話だけど、それだけは確信できた。
ブルックナーは、ライブならではの緊張感(第2楽章の冒頭、ヴァイオリンとビオラ、チェロのピチカートの掛け合いでリズムが崩れかかったりとか)を感じつつ、それぞれの楽器が良く分離して聞こえるので、CDでは気づかない色々な発見があった。
それだけでも、今日は聴きに来た甲斐があったというものだ。
スクロヴァチェフスキは、ブルックナー指揮者として有名で、ザールブリュッケン放送響との間で、ブルックナーの全集を完成させている。
5,7,8,9番あたりは、自分も所有しており、時折聴いている愛聴版だ。
9番については、ミネソタ管でもCDを出していて、こちらは音質の良さで定評のあるリファレンスレーベルから。こちらも所有している。
両者に大きな解釈の違いはなく、それは今日の演奏にも通じて言えることだろう。
会場では、来年3/25に予定している特別演奏会(スクロヴァチェフスキ指揮、ブルックナー交響曲第8番)のチケットを販売していた。
3/26に予定されているサントリーホールでの定期演奏会に加えて、急遽開催が追加されたもののようだ(想像ですけどね)。
実はこの3/25、上野の東京文化会館で都響がインバル指揮でブルックナー交響曲第8番の定期演奏会を予定している。
同日に同じプログラムをぶつけてくる、読売日響。
インバルvsスクロヴァチェフスキ。
どちらもブルックナー指揮者としては、一家言を持っている。
聴衆はどちらを選択するのか、なかなか面白い展開と言えそうだ。


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