3年と6か月

ロードバイクに乗り始めて、今週で丸3年が経過した。
右足を骨折してからは、ちょうど今日で6か月だ。
3年前、おもむろにロードバイクを購入したときは、どれくらい興味が続くものなのか自分自身でもよくわからなかった。
その前にハマったオートバイは、1年も待たずに興味を失い売却してしまっていた。
最初のうちは本当にヘタレで、1日10kmも走ると体力限界、身体がボロボロだった。
10年以上、運動らしい運動から遠ざかっていた身体は、メタボ直前だしそれはもうひどい状態だった。
本気ではまり始めたきっかけは、その冬に行われた昭和記念公園で行われた東京エンデューロに参加したことだ。
食生活を気にかけるようになり、走る距離をだんだん伸ばしていくことで、体重が劇的に減り始めていった。
人間ドッグの結果、血液成分分析で数値が改善されていき、健康になった。
翌年のシーズンオフは、強くなりたくて意識的にトレーニングを心掛けていった。
春になると、自分でも実感できるくらい、以前と比べて走れるようになってきて、更に自転車が面白くなった。
イベントにでて、目標タイムや自身の過去記録を塗り替えていくことで得られる達成感も捨てがたい。
競い合ったり走り合う仲間がいて、自転車を通じて人の繋がりが深まり広がることも大切な魅力。
周囲からは、自転車バカのように見えていたかもしれない。
自分的には、ロードバイクに乗ることで身体と心のバランスが保てていられる、一種の精神安定剤のようなものだった。
大げさな言い方をすれば、人生のモチベーションだ。
ロードバイクのどこに面白さを感じるのかは、人によってそれぞれ違うだろうが、自分の場合は山々の中を走る開放感だろう。
たまたま住んでいるのが、ロードバイクを趣味にするのは絶好のロケーション、ここにいてロードバイクに乗らないのは嘘でしょう、というくらい恵まれた場所で、1時間も走れば東京じゃない風景を簡単に得られる。
自然の中を自分の足を動力に、肌に風を感じながら、汗びっしょりで走る気持ちよさ。
あの感覚は、ほかでは得られない。何事にも代え難い。
大けがをしてもなお、ロードバイクにはこだわりたいと思っている。
骨折してまでと周囲にはよく言われるが、骨折そのものは単なる不運だと言い切ってしまおう。
職場や家族などに大変な迷惑や心配をかけてしまったことは良くないし、申し訳ない気持ちでいっぱい。
二度と怪我はしたくないし、リスクを最小限に抑える慎重さは、これまで以上に必要だと思っている。
身体は元には戻らないので、怪我をする前のような楽しみ方、遊び方ができないこともわかっている。
どこかで折り合いを付けて、付き合っていくしかない。
それでも、やっぱり自転車にはこだわりたい。
肩の力を抜いて楽しむことに、これからはこだわっていきたいと思っている。

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