いまや廉価版DVDの代表みたいなイメージが強いアルマゲドン。
パイレーツ・オブ・カリビアンよりも以前に、ジェリー・ブラッカイマーがディズニー(タッチストーン)と組んで制作された娯楽大作です。
たしかブルータスだったと思いますが、マイベストムービー10といった企画の号でとある映画監督が本作をベストに入れていたのが印象的だったのです。
かなり前の記憶なので曖昧なところが多いのですが、そのときの選評は「映画のエンターテインメントのあらゆる要素が詰め込まれていて、脚本の勉強になる」といったものでした。
それ以来、ずっと気になっていたのですが、しばらく前にオークションで入手し、先週末になってやっと視聴した次第です。
劇場公開時にはもちろん観ていたのですが(松田聖子が出演してるとか話題になりましたね)、それ以来で多分6年ぶりくらいではないかと思います。
映画の筋とはあまり関係がありませんが、まず驚いたのは、ニューヨークに隕石が墜落する冒頭のシーンでワールドトレードセンターが破壊されるシーンです。この作品、9.11よりも以前の映画なんですね。崩壊した都市を象徴するカットとして、一部が破壊されたトレードセンターを遠景にとらえているのにはドキッとさせられました。
改めて見返した感想としては、映画の内容については、もはやあえてここで語る必要もないものですが、なるほど、ブルータスにでていた監督画が語っていた通り、SFであり、サスペンスであり、ラブストーリーであり、アクションであり、家族愛を描いたヒューマンでもあり、と何でもありなてんこ盛り映画ですね。
それから、忘れてならないのは、音響効果が大変すばらしい点です。5.1chサラウンドの効果を最大限に発揮した音響は、耳も大変楽しませてくれます。
そのサラウンド全開っぷりは、ホームシアター派な方を満足させてくれるに違いありません。
とんでもSFの代名詞みたいな引用のされ方もする本作ですが、そういうのを差し引いてみても、第一級のエンターテインメント作品であることを疑う人はいないことでしょう。
いろんな要素をごちゃまぜにして鍋の中にいれてぐつぐつ煮て、それでいて仕上がりが美味、みたいなのって、さすがはジェリー・ブラッカイマー印の作品だと、あらためてそのプロダクションの制作能力の高さを再評価した次第です。
