原作は未読ですが、作者17歳のときの作品というのが驚きですね。書店でなんどか平積みされているのは見かけたことはありますが、あの本の厚さはちょっとヒキます。文庫化されたら読んでみたいですね。
で、映画の方ですが、大変スケールの大きな内容をとてもコンパクトにまとめ上げてるという印象をもちました。可もなく不可もなし、でもとても楽しめました。
多分原作ファンからするとエピソード削りまくりでつまらないという印象を持つのではないかと想像します。尺が1時間44分程度しかなく、この尺でこれだけの内容を描いている点はとてもすごいことだと思いますが、もう少し丁寧にエピソードのつながりを描いて2時間ぴったりくらいで見せてくれてもいいのになぁとも感じました。
DVD化の際、ディレクターズカット版として再編集してもらえたら即買いしちゃいますね。
「ロード・オブ・ザ・リング」の雰囲気を醸し出しているプロダクション・デザインでした。そちら系の作品が好きという方にはオススメ出来る作品といえましょう。
かくいう僕も、年末に向けて「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを見直してみたくなりました。
2006年12月アーカイブ
ゴンゾーなるアニメ制作会社の作品でひとつでも面白いと思った作品を挙げよ。
答え:なし
宮部みゆきの原作は、まるでロールプレイングゲームを体験しているような、とても楽しめる作品であったのに、この映像化されたアニメについては、がっかりさせられました。
製作者たちは、後世に残る作品を作るつもりは全くないようで、既存の映像ビジネスのフォーマットに乗っ取った金儲けしか考えていないように感じました。簡単に言ってしまえば、トトロの二番煎じ狙い?
DVDにしてもドルビーデジタルやDTSの最新フォーマットで収録しTHXマークまで付いている割には、その音響はサラウンドしてません。音響設計そのものを手を抜いているとしか思えない。カタログ上のスペックは良いのに中身が伴っていないのです。
前後編もしくは三部作といった形態をとって、じっくりと物語を語ったらよかったのではと思います。
そういう意味では、本作はテレビアニメとして制作されるべきものだったのでしょう。
銀行強盗に押し入り人質を取る犯人グループ、警察側の交渉人との頭脳戦が繰り広げられるクライムアクション大作。
見応え十分、破綻のないよーく練られた脚本、スタイリッシュな映像。
俳優がだれそれよりも、その役柄のキャラクターがすんなり入ってくる。
見終わって、とても得した気分です。
リストを見て気づきましたがスパイク・リー監督の作品はこれまで観たことがなかったかも。
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/typs/id12836/tm/
SACの最新作。
前2作の30分×26話のシリーズとは異なり、最初から2時間ものとして企画制作されたもの。
このシリーズは、とにかく物語の構築が緻密な点がすばらしく、それに劣らない絵のクオリティも兼ね備えています。前作とはキャラクターデザインが若干変わっているのか、登場人物の印象が少しずつ異なります。
ストーリーはなんというか、サイバーパンクなので説明が難しく、その手の小説とか好きではない人には全く擦らない作品でしょうね。
実は、映画2作目になる「イノセンス」は結構好きな作品で、ときたま見返したりします。
アニメと実写ものを隔てる一番大きな違いは、偶然性のありなしかと思いますが、「イノセンス」には無駄なカットがひとつもなく、それでいても見なおす度に新たな発見が得られるという、希有なクオリティを持つアニメかと。
ブレイブストーリーが全部レンタル中で借りられないため、娘が以前から観たいと言っていた「魔女の宅急便」を借りてきました。
これも実は、貸し出し中なことが多いのです。子どもに安心して見せられる作品として、根強い人気があるのでしょう。
ジブリの宮崎作品は、初期の作品が好まれる傾向が高いと思いますが、本作くらいがピークなのかもしれませんね。
クサイ言い方になってはしまいますが、愛に溢れていて、それがストレートに伝わってくる作品です。
子どもたちも楽しめたようで、それがなんだかうれしかったですね。
最初は興味なさそに観ていた娘も最後の方ではテレビにかじりついて楽しんでいました。
創造性を刺激してくれるすばらしい映像です。
