指揮者の金 聖響がベートーヴェンの交響曲全9曲の魅力を語る「ベートーヴェンの交響曲」が大変面白い。
これを読みながら、一曲ずつ交響曲を聴きすすめていくのが楽しい。
これまで、地味とかつまらないという先入観から聴かずにいた、それぞれの楽曲が新しい魅力であふれていた。
全集は、マッケラス指揮、スコットランド室内管弦楽団によるものをチョイスした。
これは、とある読者として大ファンであり、絶大なる信頼を寄せている某コンサートレビュー系のブログで絶賛していた録音。
感想を一言で言うと、快速で俊敏なベートーヴェン。
ピリオド奏法(作曲された当時の奏法をベースにしようとう考えかた、場合によっては当時の楽器を用いることもあるらしい)をベースとしているので、いわゆる重厚壮大なコテコテではなく、あくまで室内楽の延長線上で構築されており、大変耳になじみやすく、これがまことにイイのである。
目から耳から、これまでのベートーヴェン観が解体され、再構築された。
全然、堅苦しくない。



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