第470回定期演奏会
4月18日(金) 午後7時開演 サントリーホール(赤坂)
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ブルックナー : 交響曲第5番
ミスターSこと、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキは、読売日響の常任指揮者で今年85歳を迎える。
今日の演奏会中、サントリーホールにいた人たちの中で間違いなく最高齢であろうに、、その指揮ぶりからは、全く年齢を感じさせない。
80分近い大曲を腰掛けもせず、立ったまま振り切る。
すさまじい体力である。
本日の演奏会、チケットは完売とのことだが、天候がすぐれないためか空席がちらほら。
席は、けちってB席のため、音圧はいまいちな印象。
ブルックナーの第5番は、ブルックナーを好きになるきっかけとなった大好きな曲。
この日をプログラムが発表された半年くらい前から、心待ちにしていました。
なお、ふだんの愛聴盤は、ヴァント指揮/ベルリン・フィル。
演奏の話。
出だしはじっくり全休止など落ち着いた間合いの進み方に感じられたが、1楽章が進むうちに快速モードに突入。
2楽章以降もサクサク快速で気持ちよく聴けた。
でも、朗々と聴かせるところは聴かせる。
2楽章のヴァイオリンが奏でる主題部分、心にしみた。
オケはずいぶんとがんばっていた印象、というかとても上手い。
管楽器セクションなど遙かにN響よりも上手く聴こえる。
いや、実際に上手いのだと思う。
とくに金管楽器セクションを安心して聴くことが出来る点がすばらしい。
ブルックナーの難曲を艶やかな音色で好演していたと思う。
唯一、フィナーレは納得がいかなかった。
5番のフィナーレは、あるところからカチッとスイッチが入って、エンディングに向けて序奏ならぬ助走が始まるイメージ。
俺的には、走り幅跳びをいつも連想している。
踏切からジャンプが上手く決まると良い記録ができるが、イマイチだと記録が伸びない。
そんなイメージを持っているが、今日の演奏は、踏切は上手く切れたがジャンプがそこそこ。
世界新記録まではたどり着かなかったような、そんな印象。
ひとつは音圧が今ひとつだったこと。座席がやっぱり良くなかったのかも。
全体を通じてはとても高いレベルの演奏を聴くことが出来たと思う。
今日の演奏は、2ちゃんでもとても評判がよかった。
そういう演奏に立ち会えたのは素直にうれしい。
観客のマナーが良く、指揮棒が下りるまでフライング拍手がでなかったところもよかった。
ほっとしました。
あと、スクロヴァチェフスキに対して、観客からの暖かい拍手が鳴りやまないところもよかった。
団員も足を鳴らして、称えていました。
みんなに愛されている感じがいい。
演奏会からの帰り道、少しだけ幸せな気分になれました。
よかった。

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