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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 (ノヴァーク版) 

アンコール曲
*ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第30番 Op.109より 第1楽章
  (ピアノ・ソロ:エレーヌ・グリモー)
*ステンハンマル:カンタータ「歌」より 間奏曲

エレーヌ・グリモー(Pf)
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
フランクフルト放送交響楽団
サントリーホール


ステージ反対側のPブロック(最安席)だったので、ピアノ協奏曲は正直いまいちな音響でしたが、ブルックナーは、奏者に近い分それぞれの楽器の音がよく聞き分けられて、なかなかよかったです。
また、指揮者の表現や表情が一望できる点もこの座席の利点ですね。
事細かに表現の指示を与えている様子が、テレビを見ているかのようによく掴めました。
なかなか面白い体験ができましたよ。

内容のほうですが、両曲ともすばらしい出来栄えでした。
特にブルックナーでの低弦サウンドと弦楽パートの弱音の処理がすばらしい印象です。
ワーグナーチューバはじめ金管群も安定しており、安心して楽しめました。

ブルックナーの7番は3回目の実演体験でしたが、これまでの中で最も納得がいく満足度の高い演奏でしたね。

公演後にグリモーのサイン会があり、ミーハーにも並んでしまいました。
そのため、CDもその場で買っちゃいましたよ。

サインしてくれたのに「ドウモアリガト」って言ってくれました。
この人は絶対いい人だ!
今日から自称、熱狂的ファンです。。。笑

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どことなく、ジュリア・ロバーツをイメージさせる美しさです。
でも演奏はとても力強く、男勝りな性格を連想させてくれます。

ヤルヴィは、ブルックナーの全集を作るという噂があります。
これは楽しみですねぇ。
出来ることなら、1作毎に来日公演してくれるといいな。

今日聴いた7番もCDで再度視聴してみようかと思います。
 

ブルックナー:交響曲第7番

追記:
アンコール曲が主催者サイトで公開されたので追記。
ワーグナーチューバをワーグナーホルンと誤記。はずかしい...。

第470回定期演奏会
4月18日(金) 午後7時開演 サントリーホール(赤坂)
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ブルックナー : 交響曲第5番

ミスターSこと、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキは、読売日響の常任指揮者で今年85歳を迎える。
今日の演奏会中、サントリーホールにいた人たちの中で間違いなく最高齢であろうに、、その指揮ぶりからは、全く年齢を感じさせない。
80分近い大曲を腰掛けもせず、立ったまま振り切る。
すさまじい体力である。

本日の演奏会、チケットは完売とのことだが、天候がすぐれないためか空席がちらほら。
席は、けちってB席のため、音圧はいまいちな印象。

ブルックナーの第5番は、ブルックナーを好きになるきっかけとなった大好きな曲。
この日をプログラムが発表された半年くらい前から、心待ちにしていました。
なお、ふだんの愛聴盤は、ヴァント指揮/ベルリン・フィル。

演奏の話。
出だしはじっくり全休止など落ち着いた間合いの進み方に感じられたが、1楽章が進むうちに快速モードに突入。
2楽章以降もサクサク快速で気持ちよく聴けた。
でも、朗々と聴かせるところは聴かせる。
2楽章のヴァイオリンが奏でる主題部分、心にしみた。

オケはずいぶんとがんばっていた印象、というかとても上手い。
管楽器セクションなど遙かにN響よりも上手く聴こえる。
いや、実際に上手いのだと思う。
とくに金管楽器セクションを安心して聴くことが出来る点がすばらしい。
ブルックナーの難曲を艶やかな音色で好演していたと思う。

唯一、フィナーレは納得がいかなかった。
5番のフィナーレは、あるところからカチッとスイッチが入って、エンディングに向けて序奏ならぬ助走が始まるイメージ。
俺的には、走り幅跳びをいつも連想している。
踏切からジャンプが上手く決まると良い記録ができるが、イマイチだと記録が伸びない。
そんなイメージを持っているが、今日の演奏は、踏切は上手く切れたがジャンプがそこそこ。
世界新記録まではたどり着かなかったような、そんな印象。
ひとつは音圧が今ひとつだったこと。座席がやっぱり良くなかったのかも。

全体を通じてはとても高いレベルの演奏を聴くことが出来たと思う。
今日の演奏は、2ちゃんでもとても評判がよかった。
そういう演奏に立ち会えたのは素直にうれしい。

観客のマナーが良く、指揮棒が下りるまでフライング拍手がでなかったところもよかった。
ほっとしました。
あと、スクロヴァチェフスキに対して、観客からの暖かい拍手が鳴りやまないところもよかった。
団員も足を鳴らして、称えていました。
みんなに愛されている感じがいい。

演奏会からの帰り道、少しだけ幸せな気分になれました。
よかった。

指揮者の金 聖響がベートーヴェンの交響曲全9曲の魅力を語る「ベートーヴェンの交響曲」が大変面白い。
これを読みながら、一曲ずつ交響曲を聴きすすめていくのが楽しい。
これまで、地味とかつまらないという先入観から聴かずにいた、それぞれの楽曲が新しい魅力であふれていた。
全集は、マッケラス指揮、スコットランド室内管弦楽団によるものをチョイスした。
これは、とある読者として大ファンであり、絶大なる信頼を寄せている某コンサートレビュー系のブログで絶賛していた録音。

感想を一言で言うと、快速で俊敏なベートーヴェン。
ピリオド奏法(作曲された当時の奏法をベースにしようとう考えかた、場合によっては当時の楽器を用いることもあるらしい)をベースとしているので、いわゆる重厚壮大なコテコテではなく、あくまで室内楽の延長線上で構築されており、大変耳になじみやすく、これがまことにイイのである。

目から耳から、これまでのベートーヴェン観が解体され、再構築された。
全然、堅苦しくない。




ベートーヴェンの交響曲
金 聖響/玉木 正之著
講談社現代新書




ベートーヴェン交響曲全集
マッケラス&スコットランド室内管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団

いま、これを聴きながらブログ書いてます。
今年はシューベルトイヤーなんですか?
室内楽はほとんど聴かないのですが、この曲は気に入っています。
先週末に放送されたN響アワー。ブロムシュテットのグレイトを放送していたのですが、NHK総合と教育を間違えて録画してしまいました。
あはは...。

このCDは、ただ者ではありませんよ。
ただ単に超絶技巧を聴かせるような企画物ではなく、音楽を楽しませてくれる1枚になっています。

大げさな言い方をするならば、ホルンに対する認識がこのCDによって再構築されました。
世界のトップレベルは、こんなすばらしい音色を奏でるのか、と。
心地よい、美しい音色に、確かなテクニック。
もうただただ、うっとりするほかありません。
すばらしすぎます。

CDは、それはもう腐るほど購入していますが、手放しに褒められるものに出会えたのは、ほんとに久しぶりです。
今年は、ベルリン・フィルが来日するそうですが、ぜひ8人揃って来てコンサートを開いて欲しいですね。
そしたら、絶対に聴きに行きますよー。

今年は、メシアンの生誕100周年だそうで、各所でメシアンを取り上げたプログラムが組まれています。
先日のN響定期演奏会もその流れをくんでいるようです。

メシアン / キリストの昇天
ブルックナー / 交響曲 第7番 ホ長調

ブルックナー狙いで行ったコンサートなので、メシアンについては、予習も一切しておらず、初めて聴いた楽曲でしたが、コンサートを聴き終えた感想としては、メシアンのほうが印象深いものがありました。

ただし、それは演奏そのものの完成度の話というよりは、楽曲そのものに魅力があるという意味であり、あえて言わせてもらうならば、N響のトランペットにはかなり失望させられました。
その日のコンサートに足を運んだ方のブログなどをみれば、同様な印象が個人的なものではなく、皆が程度の差があるにせよ、感じているものであることがわかると思います。

緊張を強いられ、疲労も蓄積するであろう難曲であることは、十分に理解できるのですが、それでも聴衆をハラハラさせながら聴かせる演奏というのは、やっぱりプロっぽくはありませんよね。

どちらにしろ、大変興味深い楽曲ではあったので、もう少し安心して聴けるCDを探してみようかと思っています。

お目当てのブルックナー。
私感ではありますが、2楽章、4楽章が秀逸だったように思います。
特に4楽章、ホールの特性(デッドで音の反響が得られにくい)もあったかとは思いますが、曲の構造が大変見通しよく聞き分けられ、エンディングに向かって音が連なり重なっていくさまを把握できました。
クライマックスに向かって一緒に盛り上がれた、そんな感じの演奏で、終わりよければすべてよしといった満足感は十分に得られたと思います。

全体的には、淡泊な演奏に感じられたのですが、この辺りの感想についてはブログや掲示板を眺めてみても各人各様な様子です。

実演に足を運んだ回数はそれほど多くはありませんが、演奏後にコンマスと握手を交わさない指揮者の光景は初めて目にしました。
これは個人的な勝手な妄想ですが、オケと指揮者の関係があまり良くないのではないか、とか。
実際のところは、どうなのでしょうかね。。

どちらの曲も、大編成ぶりには驚きましたが、N響奏者の方のブログによると、指揮者の意向から、音の厚みを増すために通常よりも大きな編成で臨んだとのことです。

3階のD席では、残念ながら音の厚み、音圧を肌で感じるまでには至りませんでしたが、それでも、弦楽器が奏でる艶やかな音色は十分に堪能することができました。

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